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神話
叡智と幻想の結晶
七色に光り輝く 巨大な宝石
神の力であり 神の意志である
そして民の希望である──
神は山脈の中に 天空を臨む国を築かれた
その国は小さいながらも 確かな豊かさを築いた
多くの民族が助け合いながら暮らしていた
その国には 本当の豊かさがあった
神は多くの民から 新たな民を創られた
彼らはその身体に 光り輝く宝石を宿していた
そして彼らには 不思議な力が託されていた
平和... 自由... 調和... 祈り... 新時代の幕開け……
しかしそれは 醜い時代の幕開けとなる
神に導かれた小国の民 神に愛された宝石の民
魔力を秘めた魔性の結晶を巡り 対立した彼ら
富... 力... 支配... 弾圧... 悲惨な争いの歴史……
そこに射し込んだ一条の光... それは神の奇跡...
小国の民から産み落とされた宝石の民は
叡智と幻想の結晶 神の化身であり 神であった
神はその力を以て争いを鎮め 平穏を取り戻した
宝石の民と小国の民は助け合い
この国の 本当の豊かさを取り戻したのだ
神は姿を消し... そして...
宝石の民の魔力の根源とされる結晶の行方は……
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