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blue blue sky

 

~Lunatic Venus Op.2 “Re:vival”~

何処までも続く 蒼い空...
白い雲を切り裂いて
この翼で 何処までも飛べると信じていた

 

理由なんて 誰も知らない
僕には翼があった
神が与え賜ふた自由なのか
弱い僕が生き抜く為の 単なる道具に過ぎないのか
意味なんて 誰も知らない
それでも僕には翼があった

 

軈て 鉄の塊も空を飛んだ
理由は幾らでもあった
論理等 判然としなくとも
大空に浪漫を懐くのならば
彼らも 僕と同じ...
同じ空の仲間……

 

何処までも高く そして蒼い空...
白い雲に身を馴染ませて
この翼で 何時までも翔べると信じていた
どんな高みへも届くものだと 信じていた……

 

彼らは涙を流した
僕の涙とは比べ物にならない 大粒の涙
彼らが哭くと 悲鳴が起きる
悲鳴と共に 炎が舞い上がる
大蛇の様にうねりながら 地上を飲み干す

 

大蛇は空を怒鳴った
僕の小さな身体を喰らおうと 追い掛けた
彼らの浪漫... 理想... 希望...
僕のそれとは違ったのだと 初めて解った
彼らは弱くなかった
けれど彼らは自由も持っていなかった

 

僕の翼は噛まれたところから焼け焦げ出した
朱い空... 左様なら──

 

何処までも続く 蒼い空...
白い雲を切り裂いて
この翼で 何処までも翔べると信じている

 

あの空へ還るんだ
何時の日か……
恵みの雨が降り 何もかも洗い流してくれる
そうしたら 還ろう!

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