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The Starry Heavens

~Lunatic Venus Op.1 “Ruin”~

『幼き日々の夢物語』

 

私の背には白い翼 軽やかに高く飛び回る

紺碧の空に浮かんだ 美しい宝石を眺めて

夜の空に 自由を歌い 眠りに就いて 夢を見た……

 

時間は過ぎて... 羽根が抜け落ち...

私の翼は千切れて... 折れて...

今は 夜空どころか 夢の中でさえも

私は羽ばたけない

 

人の生とは虚しいもので

新しい記憶と引き替えにして

懐かしい思い出が塗り潰されてゆく

 

有限の儚さを思えば 死すことに恐怖は抱かない

美しい幻想に包まれるのならば 厭うことは何も無い

失うものなど在りはしない……

 

歪んだ日々に嫌気が差しても

幼い精神が壊れて 私も笑みを湛える

愛想笑いを浮かべるほどに 空は青く澄んでゆく...

 

居場所が無いと気付いているのに

弱い自分を前に立たせて 私の悲鳴を浴びせる

自分に嘘を重ねる度に 空は遠く澄み渡る……

 

私が飛べない空は なんて美しいのでしょう!

 

私の背には白い翼 強かに高く飛び回る

紺碧の空に浮かんだ 美しい宝石を集めて

夜の空に 自由を謳い 眠りに就かず 幻想を見たい……

 

私の背には白い翼 夜空には光る宝石よ

私の背には白い翼 夜空に輝く白い星──

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