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​Kristallnacht

~Lunatic Venus Op.7 “infinity”~

綺麗だね... 素敵だね... と嗤って
月夜に煌めく 街の残骸を踏み潰した

 

天高く突き上げたこの手で
あんな月 堕として遣りたいと思った
どんなに大切な物でも──大切なものこそ
壊して粉々にして殺りたいと思った

 

血の海... 屍の山...
何もかもを数字に変えて
無数の黒い線を 縦に何度も引きながら
時代は加速する──

 


血腥い足音が 惨たらしく響いて
君の瞳は 宝石の様に閃いた

 

手を放して 息を殺して
君を殺して 僕は生きた

 

綺麗だよ... 素敵だよ... だって……
僕たちの街だから... 君の血だから...

どうして僕が生きないといけないんだろうって
そんなくだらない事は もう考えないんだ
書が歴史を創るなら 僕が書を創るんだ
そしてこの世界を永遠に……

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