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Lunatic Venus 『秘密の花園』

5. 希望へ

僕は何も出来ないと...

非力で 無力で どうしようもない

そう思って目を瞑った

 

僕は何も出来ないから

きっと父も僕を見ない

きっと母も僕を見ていない

そう思って目を瞑った

 

 

目の前に楽園が広がっていた

何時かの白昼夢

目の前で君達が笑っていた

何時かの昼下がり

 

此が現実なのだと受け入れるには

剰りにも衝撃的過ぎて

僕には時間が必要だった……

 

目の前に楽園が広がっている

今、僕の目の前に

此の場所で僕達が笑っている

今、此の場所で

 

 

出来ないことなんて無いのだと...

そう思えなかったのは何故?

そう思って目を開けた

 

世界は希望で溢れている...

楽園は、こんなに美しいね……

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