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Rosy Dream Hurricane

~Lunatic Venus Op.3 “poison”~

美しい夢を見た

月と金星が重なる夜に

貴方の左目...

煌めく蒼玉を抉り出す夢を

 

無抵抗な貴方は

私の熱い手が頬に触れても

黙っていて

「愛している」と嘯いた

 

貴方の宝石を月光に照らす

透き通った蒼は 彼の日の海の色

滴る紅い雫を嘗めれば甘く

終わらない時間に溜め息が響いた

 

貴方が早く壊さないから

私達の毒は濃くなるばかりで……

 

目が醒めると何時もの天井

何時もの貴方の匂い 温もり 嘘吐き...

嘘吐き 嘘吐き 嘘吐き

 

行かないで 置いていかないで

連れていって 抱き締めて

 

殺して...

あの人を殺して

神を殺して

全部殺して

 

私を殺して

私の首を絞めて

私の息の根を止めて

 

貴方の優しさに うんざりするの

単なる土塊の私を

神より愛せる被造物の存在が 解せない

 

朽ちる体躯を嘲笑う悪趣味な堕天使?

それとも 腐り掛けがお好みなの?

それとも 私を冷たい人形にしたいのかしら?

 

私の憤怒は燃えた

月と金星が重なる夜に

愛憎の狂気...

蒼い瞳が大地を凍らせて

 

何も言えない私は

貴方が仔羊どもを壊しきる迄

隣で眺めて……

 

血塗れた世界を月光が照らす

艶やかな紅は 彼の日の恋の色

煌めく蒼玉は永遠を生み出し

終わらない時間が再び動き出す

 

貴方が何もかも壊しまくるから

私の毒は濃くなるの……❤

 

壊して もっと壊して

何も無くなるまで 全部壊して

 

愛して...

私だけを愛して

私を愛して

私は愛してる

 

優しくして

もっと優しくして

優しさで首を絞めて

 

うんざりするくらい愛して❤

うんざりするくらい愛してる❤

 

だから...

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