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​その窓の装飾

~Lunatic Venus Op.7 “infinity”~

聖母は優しく微笑む
鮮血のように紅い薔薇 純白の百合
その茎や葉の翠 空の蒼 海の碧
足元の金は冷たく 十字架の色は暗い

全てを混ぜても 白く輝く
光は闇を照らし そして闇は黒く沈む
存在してはならない存在は 消される
光は全てを貫き 全てを浄化する

 

誰の正義に拠って罪は裁かれるのだろうか
それでも光は白く 鋭く 正しい……

 

地面に転がった極彩色の影
美しい様相の欠片は 規則的に散らばる

 

これが私の姿だったら
どれも本当の私だから
等しく愛してほしいの

 


きっと... ずっと昔のこと
そうなのだと思う……

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