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Tears... 

~Lunatic Venus Op.9 “ΔΔΔtrinity”~

濃紺の怨念に 悩殺された僕は
遠い 遠い 空に吸い込まれる

三日月なんて 本当は大嫌いだった
君の話を聞くまで ずっと...

 

綺麗だなって 思えたこともなかった
唯「満たされないもの」に 見えていた

 

無数に在る 月の詩
ヒトは月に恋して 手を伸ばして死んでいった
なかには 執念が実を結んで
そこを歩き 旗を立てた偉人もいたけれど

 

満ちていても 欠けていても
ときには姿を隠したとしても
少しずつ離れて 僕たちは見限られるのだろうね
真っ白な微笑みを湛えたまま

 

女神は僕たちを裏切るだろう... 或いは元から……
俯くと 零れ落ちる 生温い水は
涙ではなくて
過去に起きた洪水の つづき

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