足下は荒れ果て 道は途絶えた...

風が吹き抜け 枯れ葉が零れる...

 

君は何処に居る...？

 

何も無い この場所

君の居ない 世界

 

僕が歩く道は崩れ去り

僕が見たものは枯れ落ちる

 

嗚呼... 何も無くなって...

嗚呼... 無くなってゆく……

君も 希望も 何もかも

 

そして 消えてしまう前に

この手で 掴まなければ

 

この手が この眼が この声が

僕のスベテが スベテが スベテが

嗚呼... この世界が壊れてしまう

 

──その前に……

 

 

その手が その瞳が その声が

君のスベテが スベテが スベテが

眠りに堕ちてゆく

微睡みの中... 幻想の中...

 

君は、何処に居る...？

 

 

君を捜すうちに 辿り着いた

古びた庭

それは 美しく眠ったまま

朽ちてゆく楽園

 

嗚呼...

君は此処に、居るのだろうか……